今日は、日本にいながら、ハワイはワイキキにバーチャルトリップ。

人間国宝George Naopeさんにクムフラ(フラの伝承者)として認められた
高橋さん一家が主催する、フラスタジオ「素平とワヒネマイカイ」、
その主催であり、若干22歳、大学在学中の秀治さんと
兄、素平さん、そしてお母様の道子さんにも、
ハワイ、そしてハワイアンミュージックの魅力を伺いました。
初めてのハワイ。
――すごく楽しそうな感じがするんですよね。
初めてハワイに行ったのは、小学生の頃、家族で旅行で訪れたのが最初だったんですが、最初の印象はとにかく、空港から出たら日光が痛かった事ですね。日本じゃ感じられないような日光の強さを感じたんです。あとは景観がすごく楽しそうな感じがするんですよね(笑)日本の景観はどうしても堅いイメージがありましたからね。その旅行の時にワイキキで「ぼうや、パトカーに乗って写真を撮るかい?」って乗せてもらったりして、それが心に残っているからなんですけどね。

その他に印象に残っていたのはカピオラニパーク、公園ですね。勿論日本にも大きな公園や自然はありますけれども、ハワイ特有の「これ、花屋さんで売ったらン千円で売れるんじゃないか…」って思う程の花が普通に公園に咲いているので、歩いているだけでたくさんの花に会えるんです。「ハワイってこういうところなんだなぁ」って思ったのを覚えてますね。

最初に訪れた時から、今までに…何回行ったのかは数えてないなぁ。でも一応学生なんで、長い休みの時に、ワンシーズンに一度行けたらいい方かな。最近は仕事で行くのがほとんどなので、遊びには行けないですけどね。ウクレレの世界大会に参加するとか、フラの練習をしに行くとか、あとは楽器を買いに行ったりですね。日本では手に入らない楽器が結構あるんです。

ワイキキ。
――大晦日から元旦の昼にかけてあちこちでやってるんです。
僕はハワイ、特にオアフ島のワイキキの夕方が好きなんです、よく海沿いのホテルなんかでミュージシャンが演奏していたりするんですが。ナホクアワード(ハワイ版グラミー賞)を受賞した人たちが出ていたりするんです、僕が知っている方でクウイポ・クムカヒさんというすごく歌の上手な女性がいるんですけれども、彼女もワイキキのロイヤルハワイアンショッピングセンターで歌っていたりして、好きな曲を頼んだり、踊らせてもらえるんですね。ワイキキのそういう賑やかな所が好きですね。

ワイキキでお勧めのレストランがあるんですが、「サム チョイ」という方がやっているレストランがホノルルにあります。また音楽の話になってしまいますが、そこでもプロのミュージシャンの方の音楽を聞きながら食事が出来るので、ハワイの地元の料理を食べながらハワイの音楽を聴きたいという方はぜひ行かれるといいと思います。

ありきたりなんですけれども、ワイキキのビーチはいいですね。何も考えずにリラックスして、一日中のんびりしているのが一番いいですね。地元の人とコミュニケーションを取ったりして。「リゾート」を楽しむっていうのがいいですよね。

(兄・素平さん)大晦日からお正月にかけてはワイキキのビーチは爆竹や花火が鳴らされて人がワーッと集まって騒ぐんです。これは一見の価値ありだと思いますよ。カウントダウンをするっていうよりは、大晦日から元旦の昼にかけてあちこちでやってるんです。一種のお祭りですよね。ハワイは中国や日本の移民が多いので、花火の文化も非常に根付いているんです。でも危険だから普段は(花火が)禁止されているんですね。年越の時期だけおめでたいということで許可されるんです。中国とちょっと似ていますね。ねずみ花火とか、音がするものが多くて、そこらじゅうで鳴っているんです。

お正月は日本人が多いというイメージがありますけれども、やはり一番面白いのは夜中なんです。ただトラックの荷台に10人くらい乗り込んで騒いだりするので、鳴れていない人はちょっと怖いと思ってしまうんでしょうね。ただ、普段と違ったワイキキの雰囲気を味わえるのは大晦日から元旦にかけてだと思います。

お正月の楽しみ方。マウイ島。
――ホテルでウェイターやプールボーイをしている人たちも、実はみんなミュージシャンなんです。
(お母様、道子さん)お正月の頃には、ハワイにクジラが来るんですね。マウイ島なんですが、そこからザトウクジラを見る事の出来るラナイ島に向けて、ホェールウォッチングのツアーがあります。必ず見られるというわけではないんですが、出産や子育てで群れで来ているので、確立は高いと思いますよ。

ワイキキのあるオアフ島は賑やかで素敵ですが、マウイものんびりしていていい所ですよ。ケアリーレイシェルという今ハワイで一番有名なミュージシャンがいるんですが、彼が昔プールボーイをしていたというカーナパリビーチホテルもマウイにありますね。今そのホテルでウェイターやプールボーイをしている人たちも、実はみんなミュージシャンであり、ダンサーなんです。是非そこを訪れて見て頂きたいですね。

ウクレレ。
――赤ちゃんの頃からだったので、自然に……という感じですよね。
小さい頃から母親がフラダンスをしていたこともあって、向こうのプロミュージシャンやクムフラ(フラの伝承者)と接する機会が多かったんです。なのでウクレレは、自然な流れで始めたという感じです。本格的に始めたのが中二でサンフランシスコの大会、二年後にハワイの世界大会に日本代表として出させてもらいました。そのときの感想は、「いやー、あっちのミュージシャンはすげーなー」って感じでしたね。がんばらなあかん!!みたいな。まぁ、まだまだこれからです。頑張ってます。(笑)

ウクレレの最初の印象は、楽器というより「おもちゃ」とか「弟」って感じだったんです。「ガンダムのプラモ買って!!」っていって買ってもらったみたいな感覚で、「楽器」っていう敷居の高いイメージではなく、親しめるものって感じでした。母親に楽器屋さんに連れて行ってもらって――今はどこでもウクレレは売っていますが、当時は置いてある店でも3本くらいしかなかったんです――その中の一本を選んで買ったんですね。今は重い音がするものが好きですが、その頃は軽い、乾いた音がするものが好きでした。

全く知らない状態から始めたので、毎日何かしら出来る様になって、自分の腕が上がっていくのが分かるんですね。だから今より全然楽しかったですね(笑)

ウクレレの魅力。
――軽い、持ち運びに便利!!
ウクレレの魅力はまず軽い、持ち運びに便利って事です。ギターとかピアノって、いざ演奏する時に「僕、今から楽器を弾きますよ!!」って、ちょっと人前で演奏し難い感じがするじゃないですか。ウクレレは、ちょっとポロンっと弾いても全然気にされないので。それが僕は素敵なところだと思っています。

楽器的にいえば、基本は四本の弦で音を出すので、和音が作りやすいということですかね。結構どういう押さえ方をしてもいい音になるんですよ(笑)最初の基本さえきちんと習えば、ギターや他の楽器に比べて、とても入り込み易い楽器だと思います。最近はテレビでもよく見ますし、女の子でやりたいって人も増えてますよね。僕の頃は全然いなかったから、すごく広まってるなと感じます。

ハワイアン楽器アレコレ。
――「生きている」楽器を使うことで、ハワイアンの心や文化を知ることに繋がるんです。
ハワイにはウクレレだけでなくたくさんの楽器があります。例えば「イペ・ヘケ」というフラダンスに欠かせない楽器です。ひょうたんをくりぬいて作ったもので、ひょうたんの横を叩いて「コンコン」と音を出したり、楽器としては珍しく、地面に落として「ドンドン」と響かせて使う楽器です。

他には「パフ」というハワイの太鼓ですね。ヤシの木をノミでくりぬいて作ったもので、フラをきちんと学んでいる人たちは、パフを自分で作るんです。木をコンコンと削って、牛の革やサメの革を貼るまでみんなやります。「ポォーン」という音がしますね。あとはウリウリと呼ばれるマラカスのような楽器もあります。柄には鳥の羽根がついています。それから…海や川から拾ってきた石やココナッツの実を使ってカスタネットの様にして使ったりもします。

やはりハワイの楽器の魅力はすべて手作りで作られていることですね。最近は電気を通した道具を使うこともありますが、基本的には職人がひとつひとつノミを打って作っています。自然に生えている材料をそのまま活かすんですね。その分、長年使っていると日々われが出来たりして、それを上手く補修して使ったりするんですが、そういった「生きている」楽器を使うことで、ハワイアンの心や文化を知ることに繋がるんです。それが楽しみでもあると思うんです。単純に音がいい、とかピッチがいいってだけでなくて、「生きている」事を楽しめる、それが魅力だと思いますね。

ハワイアン・ダンス
――日本で言うと「空手」みたいな要素がちょっとあるのかな。
うちの家族は、兄弟も母親も、楽器も踊りもやっているんです。フラダンスはなんといっても、ハワイの言語、文化、歴史、音楽、地理、振り付け、それから手話。それを知って初めて「フラ」を踊れる、それがすごい所だと思っています。ただ踊れるってだけじゃフラダンスは完成しないんです。「表現できてない」に近いかな。

もともとハワイには言葉がなかったんです。フラを通じて文化を伝えっていっていた国なんですね。だから正確な手話=フラを知ってないと文化を知る事が出来なかったんです。「フラ」はダンスの意味もありますが、「手話」という意味が含まれているんですよ。昔の役割としては男性が宗教の儀式の際に使っていたものなんです。女性が踊るものではなかったんですね。日本で言うと「空手」みたいな要素がちょっとあるのかな。言葉が悪いですけど、おばさんが簡単に踊れるものではなかったんです。「カヒ・コ・フラ(古典フラ)」といわれるそれは、腰を落としてびしっとした姿勢で踊るもので、精神も肉体も鍛錬した男性が、神殿に閉じこもって習得するようなものだったんですね。

以外かも知れませんが、フラにもすごく厳しい流派があります。基本的に手話は似ているんですが、流派によって微妙なくせや違いがあります。うちはアンクル・ジョージという方の流派をひいてやらせてもらっています。一見フラダンスは、ただふらふらしてるだけ、という印象を与えるかもしれませんが、本当のフラダンスは、正しい手話、歴史や文化を知って踊らないと踊れない、厳格なものなんですよ。うちのスタジオではそういった本来のフラを基本として、みんなで踊れる、あるいはタヒチやポリネシアのようなダンスの要素も含めて教えています。

初めてのハワイ?
――アロハスピリッツ溢れるところなので、困っていたら誰かが助けてくれますよ。
初めてハワイに行かれる方でも、ワイキキ近辺は日本語が結構通じるので、海外初心者の方もお勧め出来ますね。トイレでも「男」「女」って漢字で書いてあったりするんですよ(笑)気を付けるのは、夜にダウンタウンの方に行かない事と、女性の一人ある気ですかね、まぁ、日本と同じですよね。

(兄・素平さん)ハワイ大学というのがマヌア地区にあります。向こうにあるんですが、長期で滞在したいという方は、そこの寮を借りる事をお勧めしたいですね。ハワイ大学の寮なのでそこの学生しか泊まれないと思われがちなんですが、実は泊まれるんです。かつ学生街なので、近くにはボーリングとか映画、安くて量の多いレストランがたくさんあるんです。僕も長期で行くときにはよく利用させてもらいました。もっと言ってしまえば「二人部屋」とか「四人部屋」にしてしまえば、一泊10ドルとかそのくらいで泊まれてしまうんですね。トイレや炊事場も現地の人と共同なので、そういう環境を楽しむ意味でもお勧めしたいです。治安もいいですし、雨が多い地域なので、虹がよくかかるんですよ。

アロハスピリッツ溢れるところなので、困っていたら誰かが助けてくれますよ。そういう意味であんまり心配はいらないと思います。暖かいところなので、是非一度は訪れて欲しいですね。海、音楽、日光、ショッピング、人。得られる物はたくさんあると思いますよ。PAGE TOP
▼素平とワヒネマイカイフラスタジオHP
http://www.wahinemaikai.jp/indexnew.htm
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